make play in town

2021/03/20

今回は都市にあるvoidに対して新たな捉え方を身につけ、パーソナルスペースの範囲の体験をしてみました。


家族などの親しい人の顔が近づいたときと知らない人の顔が近づいてきたときで感じ方が違ったり、河川敷に座るカップル同士の距離が一定にたもたれるなど、人は心理的な距離感覚であるパーソナルスペースをそれぞれ持っています。今回はこのパーソナルスペースを、段ボールを使って作り出そうという「遊び」です。


まずはパーソナルスペースをつくりだせそうな都市の余白=Voidを探すところからスタート。「この隙間はいいんじゃない」「本が読みたくなるような空間を見つけよう」「誰かと対話できそうなところはないかな」などなどそれぞれの求める都市のパーソナルスペースを求めて街を彷徨います。


そうすると普段とくに気にしていなかった建物の間の隙間や自動販売機の裏が魅力的な場所に見えてきます。段ボールも床に敷くだけでなく、覆いにしたり、囲いにするなどいろいろな方法で居心地の良さを探ります。


みんなの感想は、「いろいろなお店がある渋谷には、あまりVoidはないと思っていたけど、探してみるとたくさんあったのが発見だった」「僕たちがその場所の見方やあり方を変えることができる可能性を持った空間がVoidで、そこが豊かになれば街全体もさらに居心地がよくなりそう」などなど。


誰のものでもない空間に自分の居場所を生み出す。自ら探してつくり出したことで、街がより身近になり、自分が惹かれる環境を言語化して認識したりすることにもつながります。街に自分だけの居場所を見つける/つくる「遊び」、ぜひお試しください。

地形おに

2020/12/30

“遊び”という身体的なコミュニケーションを使って、どうやって主体的・創造的に都市に関わっていくかをゲーム方式で考えます。


ゲームの名前は「地形おに」。「高おに」の坂道バージョンのようなもので、渋谷の谷型の地形がうむ坂道の多さを活かした鬼ごっこです。山登りやハイキングなどで使用されるアプリ「YAMAP」を使用し、位置情報と移動距離に加えて標高を記録しながらゲームを行います。


「坂を上ることは禁止である(鬼を除く)」という絶対ルールの下、決められたエリアの中で行いました。5分おきに鬼を含む全員の位置情報が共有されるため、逃げるのも捕まえるのも難しく白熱した展開になりました。逃げる人は「1分間だけ坂を上ってよい」という特別ルールを、いつ・どこで・どの方向に使うかが勝敗を分けたように思います。ルールそのものも参加者同士の話し合いの中で改変され、完成度が高まっていきました。


街のちょっとした地形を意識し、そこから街の成り立ちを理解する。現在地と目的地を同一平面上で認識する地図アプリの位置情報や、経路通りの移動にはない、立体的な街のおもしろさを感じることのできるPLAYでした。


次回からは、参加者自らが遊びをつくり出すフェースに入っていきます。都市を主体的に面白がり、よりクリエイティブな関わりを目指します。答えのない問いかけに対し、各々が能動的に都市へ関わっていけば新たな発見やよりおもしろい遊びを生み出していけるはずです。

現代都市物件採集

2020/11/03

人々の生活にはその街の姿が現れている。今回は、街を構成する要素を主観的に一つに絞って街を面白がることで、なんでもない日常から何かを発見できないだろうか?そんな発見を目指した授業です。


まず、人々の暮らしの中に現れる瞬間的なものに迫る「考現学」や、登った先になにもない階段やどこにも通じていない階段など、元々の機能が使われていないのに形だけが残されている「トマソン」など、暮らしや痕跡から生み出される都市のリアルな姿について学びます。


その後、グループに分かれ、さっそく街へ繰り出し、街の中の気になるところやおもしろいと感じた要素をカメラで採集していきます。テーマを決めて街を見ることで、徐々にものを見る解像度が上がり、気づけていなかった小さな差異や気づきを得ることができるようになります。さて、みんな何を採集してきたのかな。


最後に集めてきた写真をまとめたZineをつくります。採集したもののテーマに合わせて、デザインにも工夫を凝らします。同じ渋谷の街を歩いたにもかかわらず、異なった着眼点で採集された物件がつまった、個性的なZINEが完成しました。都市の多様性には、さらに街を楽しむ可能性があることを再認識できました。

ダンボール・パーソナルスペース

2020/10/20

今回は都市にあるvoidに対して新たな捉え方を身につけ、パーソナルスペースの範囲の体験をしてみました。


家族などの親しい人の顔が近づいたときと知らない人の顔が近づいてきたときで感じ方が違ったり、河川敷に座るカップル同士の距離が一定にたもたれるなど、人は心理的な距離感覚であるパーソナルスペースをそれぞれ持っています。今回はこのパーソナルスペースを、段ボールを使って作り出そうという「遊び」です。


まずはパーソナルスペースをつくりだせそうな都市の余白=Voidを探すところからスタート。「この隙間はいいんじゃない」「本が読みたくなるような空間を見つけよう」「誰かと対話できそうなところはないかな」などなどそれぞれの求める都市のパーソナルスペースを求めて街を彷徨います。


そうすると普段とくに気にしていなかった建物の間の隙間や自動販売機の裏が魅力的な場所に見えてきます。段ボールも床に敷くだけでなく、覆いにしたり、囲いにするなどいろいろな方法で居心地の良さを探ります。


みんなの感想は、「いろいろなお店がある渋谷には、あまりVoidはないと思っていたけど、探してみるとたくさんあったのが発見だった」「僕たちがその場所の見方やあり方を変えることができる可能性を持った空間がVoidで、そこが豊かになれば街全体もさらに居心地がよくなりそう」などなど。


誰のものでもない空間に自分の居場所を生み出す。自ら探してつくり出したことで、街がより身近になり、自分が惹かれる環境を言語化して認識したりすることにもつながります。街に自分だけの居場所を見つける/つくる「遊び」、ぜひお試しください。

センシング・ビンゴ

2020/10/06

渋谷の街に存在する普段は目に見えないあれやこれやを見えるようにしてみたら、というのが今回のテーマ。さらにそれを使い、街中でビンゴゲームをして遊びます。


まずは、街の中にどんな見えない存在(環境要素)があるかを学びます。普段私たちが経験している街は、建物や道路だけでなく、目には見えない音や光、空気などによって構成されています。さらに目に見える物質にも、硬い柔らかい、冷たい暑いなどの感覚によってしかわからない要素があります。これらの身の回りに存在する様々な環境要素の特徴や性質を理解することで、快適な街とは何か、その街らしさをかたちつくっている要素は何か、を理解することができます。


今回は以下のセンサーを用いて、街中の環境を計測し、その出た数字を使ってBINGOゲームを実施します。


・照度計(明るさを測ります)

・硬度計(ものの硬さを測ります)

・騒音計(音の大きさを測ります)

・空気汚染測定器(空気の綺麗さを測ります)

・水平器(傾きを測ります)


渋谷ではどのような値が出るのでしょうか…



2~3名のグループに分かれてセンサーをそれぞれ選び、BINGOカードを持って渋谷の街へ。いろいろなところを計測していくうちに、徐々に感覚と数値がリンクして、数字を狙っていけるようになってきます。思いのほか白熱した街中BINGOバトル。BINGOを達成するためにちょっとずるしてみたりということも…。しかし、ずるさえも、身体で感覚をつかんだからこそ成せる業。多少のことは目をつむります…。


最後に、それぞれの班で計測してみたの感想を共有しました。


「渋谷の空気がきれいで、値の幅が少なかった。」

「街全体が明るくて、暗い箇所の値を出すのが難しかった。」

「渋谷にはいろいろなテクスチャーがあったけど柔らかいものはあまりなかったな。」

「角度は身体の動きに合わせて設計されていることが体感できるね。」

「風って体で感じる以上に数値に表れにくいんだね。」

などなど


環境要素というフィルターを通してみることで、今まで気にかけることのなかった、街の新たな一面を発見をすることができました。

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